大久保龍志厩舎で放置プレイの刑に遭い、ながらく牧場にいた我らが愛馬サンフレイムでしたが、3月に新規開業する西村真幸厩舎に転厩することになりました。その転厩緒戦の前走は久々でしかも帰厩後11日での出走と追い切り本数も少なく最後は脚が上がって失速してしまいましたが、ハナに立つ素晴らしい先行力とスピードを見せ今までよりも進展がありました。大型馬ですし、パドックでの馬体も緩かったですから、1度使われた上積みは大きく次走に大きな期待が集まります。
以下は3月19日に更新されましたクラブ公式HPサンフレイムの近況報告です。
「先週の競馬は、いい結果を出せず申し訳ありませんでした。入厩から乗るたびに動きが良くなっていましたし、直前の追い切りの動きもとても良かったので期待していたのですが、結果的に内枠が災いした格好です。息を入れるところがなく、最後は苦しくなってしまいました。もう少し道中脚を溜めていけばまた違うレースができると思います。芝の短距離となると、かなりの間隔が必要になりますが、ダートなら中京も含めて多く番組が組まれているので、想定や出走状況を見ながら、あまり間隔を空けずに使って行ければと考えています」(西村師)
ということで、西村真幸師は”内枠が災いした”とおっしゃっていますが、私は息が持たなかったのは追い不足と断言します。追い切りでも終いで脚が上がっていましたし、いくら牧場で乗り込まれていたからと言っても、これだけの休養期間がある馬に対する追い切り本数としては少なすぎます。外枠で距離ロスがあったら、出走奨励金の貰える8着以内には入っていなかったでしょう。
前走後在厩で調整され、次走は間隔を空けずに使う予定ということです。それは有り難いのですが、前走は8着と優先出走権が取れなかった為に出走に節のいる芝は諦め、ダートの空いているレースにねじ込むようです。芝の短距離なら次こそは掲示板も望めると思いますが、前走でも終いで脚が上がっているスタミナのない非力なこの馬に力の要るダートはどうかと思いますねぇ。
もちろん、ダートの方がメンバーは軽く浮上するかも知れませんが、危ない賭けの気がします。
長期休養明けで出たいレースに出られる前走は明かに追い切り本数が足りず、終いで脚が上がるのは当然の状態での出走。ようやく叩いて次は息が持ちそうだというところで、最良の選択肢とは言えないダートへの出走。これで勝てても馬の能力だけで、毎回毎回馬の能力の70パーセント程度で戦っていると言えます。
堀先生や藤沢先生なら、決めていたレースであってもGTであっても、状態がイマイチなら出ません。出て大敗するとわかっているのに出しても馬が消耗するだけですからねぇ。
ですから、このままの西村真幸厩舎の運営ならサンフレイムやグルーヴィタイムが勝ち上がる可能性は低いでしょうし、これらが1000万クラスを勝てる能力の馬だったとして、500万で勝ち負けが精一杯でしょう。
私は次からここの厩舎預託とわかっていたら、その馬は相当欲しい馬でない限りは買わないですね。そこへ行くと同じ本年3月のデビューの調教師さんでもやはり前評判の高かった池添学調教師はここまでは素晴らしい運営だと思います。もちろん、どちらもこれからですが。
前走前 3月11日 栗東坂路 重馬場 一杯に追う
1回
助手
4F 52.1
3F 38.2
2F 25.7
1F 13.2
3月21日 栗東坂路 稍重馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 63.3
3F 44.6
2F 29.0
1F 14.3
3月25日 栗東坂路 良馬場 馬なり余力
1回
助手
4F 53.3
3F 38.4
2F 25.4
1F 12.6
シンワウォッカ(古馬1600万下)馬なりを0.4秒先行同入
3月21日、次走に向けて15−15強で追い切られました。次の水曜日の追い切りでは良い時計が出ると思っているのですがどうでしょうか。もちろん、出走が微妙なら手控えられると思いますが。できればダートではなく芝を使って欲しいですが、出走間隔がないので無理でしょうね。
3月25日、やはり良い時計が出ました。全体の時計は前走前よりも1.2秒遅いですが、終いが12.6秒と優秀です。全体の時計が53秒前半なのに終いも12秒台半ばということで、やはり能力を感じさせる馬です。追い切りだけなら未勝利クラスでは能力上位だと思います。
前走は追い切りと同じようにレースでも終いは脚が上がってしまいました。今回は1度使われて息も持つと思いますし、追い切りでも最後まで踏ん張っています。しかもこれ、中1週でこれだけやれるのですから、相当良い状態だと思います。
私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。勝ち負けして欲しいですし、出来ると思います。
デイリー馬三郎では”変身十分B”とこちらも高評価です。競馬ブックでは”幾分上向くも”とそんなに評価は高くないですね。
以下は3月26日に更新されましたクラブ公式HPサンフレイムの近況報告です。
「昨日、坂路で併せて追い切っています。馬なりでサッと同入という形だったのですが、久々を一度使って馬にも素軽さが出てきており、動きは良かったですよ。スピードがあるので、ある程度の位置からの競馬になると思いますが、そこでしっかりと脚を溜めることができれば最後は伸びてきてくれると思います。ただ、やはり芝の短距離戦へ出走するにはかなりの間隔が必要ですし、今回はダートのレースを使わせていただくことになりました。幸い、この馬と手が合いそうな笠松の佐藤友則騎手が乗れるということですし、上積みが見込めて状態もいいので好勝負を期待したいと思います」(西村師)28日の阪神競馬(3歳未勝利・ダ1200m)に佐藤友騎手で出走いたします。
結果的にダートですが1200mに入れましたし、メンバーも物凄く軽いですから、ここは勝ちたいですね。スピード能力から言って十分可能だと思います。ただ、中央でたった1勝しか挙げていない佐藤友則騎手の手が合うとは思えません。大丈夫かなぁ〜。
馬名 | 予定騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
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アグネスファイン | |||||||||||
アスタキサンチン | 池添謙一 | ||||||||||
エレディータ | 小牧太 | ||||||||||
キョウワエルフ | 竹之下智昭 | ||||||||||
キラキラ | 川島信二 | ||||||||||
ケンブリッジアロー | 松山弘平 | ||||||||||
サンフレイム | 佐藤友則 | A− | |||||||||
ジンダバイン | 藤田伸二 | ||||||||||
シンプリーレモン | |||||||||||
ゼットスウィート | |||||||||||
ソラーナ | 浜中俊 | ||||||||||
タガノトリオンフ | 藤岡佑介 | ||||||||||
ダンツストーン | |||||||||||
ツジスーパーサクラ | |||||||||||
ノーブルソニック | 内田博幸 | ||||||||||
ビバリーヒルズ | シュタルケ | ||||||||||
プリンセステンダリ | |||||||||||
マイティーフライ | バルジュー | ||||||||||
マケナイデ | |||||||||||
マヤジョワイユ | 酒井学 | ||||||||||
マロンマロン | 藤岡佑介 | ||||||||||
メイショウタラチネ | 武豊 | ||||||||||
メイショウヒルガオ | |||||||||||
メイショウメガミ | 城戸義政 | ||||||||||
モズアリュール | 川田将雅 | ||||||||||
モンドリュミエール |
表中 騎手の太字は乗り替わり予定
フルゲート16頭のところに現在26頭出馬想定されています。
西村真幸先生お約束の地方の佐藤友則騎手を確保していますが、節がなさすぎて非抽選除外確実です。そりゃ、ダートとはいえ、牝馬限定の1400mに出られれば最高ですが、そんなベストなレースに優先権なしの馬が中1週で入れるはずもなく、別のレースに鞍替えして投票しギリギリ入り込めるか、無駄に投票料を払っての除外でしょう。
ただ、ダメ元でもベストと思えるレースに想定されていることは悪い気はしませんね。しかも一応、鞍上も確保してくれていますし、10頭くらいが気が変わって回避してくれれば・・・、・・・ってそんなことあるかいッ!!
地方の剛腕と言っても佐藤友則騎手はJRA通算1勝の騎手です。これまでの常連、吉田稔騎手や岡部誠騎手らと比べると随分と期待は薄くなってしまうと言わざるを得ません。さて、どのレースで確定するでしょうか。或いは除外されるでしょうか。
馬名 | 騎手 | 前走 | 着 | 人 | 過去着順 | 追い切り | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
アニマルスピリッツ | 古川吉洋 | 12/20 未勝利 | 阪神ダ1200 | 9 | 13 | 11 | 12 | ||||
ヴィラビアンカ | 城戸義政 | 2/22 新馬 | 京都芝1600 | 11 | 14 | ||||||
グランドデザイン | 内田博幸 | 2/21 未勝利 | 小倉芝1200 | 16 | 2 | 4 | |||||
クリノチーホー | 国分優作 | 3/21 未勝利 | 中京ダ1400 | 15 | 15 | 15 | 11 | 6 | |||
サカダッシュ | バルジュー | 3/14 未勝利 | 中京ダ1200 | 12 | 3 | 9 | 5 | 14 | 9 | ||
サフランスター | 武豊 | 3/22 未勝利 | 中京ダ1200 | 10 | 3 | 5 | 2 | ||||
サンフレイム | 佐藤友則 | 3/15 未勝利 | 阪神芝1400 | 8 | 6 | 13 | 9 | A− | |||
シュンイキ | 川島信二 | 3/22 未勝利 | 阪神ダ1200 | 6 | 10 | 5 | 9 | 8 | 7 | ||
シートライアル | 太宰啓介 | 3/15 未勝利 | 阪神ダ1200 | 15 | 9 | 15 | 12 | 9 | 8 | ||
スズカオパール | 藤岡康太 | 3/15 未勝利 | 中京ダ1400 | 14 | 9 | 5 | 5 | 13 | |||
ゼットスウィート | 池添謙一 | 3/14 未勝利 | 阪神ダ1200 | 11 | 3 | 8 | 6 | ||||
ダンヴィル | 藤岡佑介 | 3/08 未勝利 | 阪神ダ1400 | 4 | 7 | 10 | 8 | ||||
ナムラヒューマン | 小牧太 | 3/14 未勝利 | 中京ダ1200 | 6 | 6 | 7 | 4 | 3 | |||
ハードミルキー | 鮫島良太 | 3/15 未勝利 | 阪神ダ1800 | 13 | 9 | 10 | 13 | 11 | 14 | ||
マヤジョワイヨ | 酒井学 | 3/15 未勝利 | 阪神ダ1800 | 13 | 14 | 15 | 10 | 11 | 11 | ||
モズアリュール | 川田将雅 | 3/07 新馬 | 阪神ダ1200 | 5 | 3 |
表中 騎手の太字は乗り替わり
3歳未勝利で優先権がなく中1週のサンフレイムは想定されていた28日阪神1Rのダート1400m牝馬限定戦が想定表ではフルゲート16頭のところに想定数は26頭で、西村真幸先生ご用達の地方・笠松の佐藤友則騎手を確保していますが、節がなさすぎて非抽選除外確実と上記で書きました。
蓋を開けてみると同日の阪神3R ダート1200mの牡馬との一般戦で確定。
ところが、驚くことに1Rの牝馬限定戦はフルゲート割れをしていてサンフレイムよりも節のない連闘馬が出走しています。
普通なら、なぜ牝馬限定戦に出さないんだッ!!ということになりますが、1Rと3Rのメンバーを見回すと、だれがどう見てもこの3Rの方が弱面揃い。主場でよくもこんなに弱いメンバーが揃ったなと言えるほどラッキーなレースです。そりゃ、牝馬限定戦よりもこちらに出るしかないでしょ。西村真幸先生、グッジョブです。
この時期の3歳未勝利馬なら、ショーゾー・ササキ先生や170先生や、漫画家ではない方の●山明先生在厩馬がいなくなってもまだ引っ張るなど(他多数)は躊躇わず
※”優先権がないので節を空ける為”の放牧へ
出すものの、帰厩予定時期になって、
”馬房の都合がつかず”
と帰厩を延ばし延ばして2か月ほど空け、帰厩後10日ギリギリで追い不足で出走し大敗させ、以下※に戻るを繰り返してしまうものです。
正直、西村真幸先生もそのタイプかと思いましたが、社台・ノーザンファーム系の良馬が揃うキャロットクラブと永く良い付き合いをしていくためにも今回は良い判断をされたと思います。
距離も私はスピードのあるサンフレイムですから、1400mよりも現状は1200mの方が合っていると思います。
これでダートが合わずに大敗しても今回の采配に不満はありません。ベストを尽くして負けるのは仕方のないことです。
スタート地点は向正面直線の左端、2コーナー出口。最初の3コーナーまでの距離は342m。スタートしてから200mは平坦で、残り1000mから緩い下り坂。4コーナー出口まで下りが続き、残り200mが急坂となる。最後に坂がある分、京都のダート1200mほど露骨な前残りにはなりにくく、外からの差しが決まる。ただし、短距離戦だけに全体的に見れば逃げ・先行勢が有利。
枠順は概ねフラットだが、気持ち外がいい。頭数、脚質やメンバーによって事情が違ってくるのだが、1200mはダートコースのスタートなので枠順にかかわらず、テンのダッシュ力がある馬が先手を奪いやすい。よって、同じ前へ行く馬でも被されるリスクが少ない枠がいい。ただし、コーナー角度はキツイので外目に進路を取る馬は上手く回らないと、外に振られる。
芝と同じくパワータイプの馬が優勢。前で押し切るにも差すにも馬力が必要。
有利な枠順 わずかに外 有利な脚質 逃げ〜先行 ポイント 先行力、パワー種牡馬ベスト アフリート、フォーティーナイナー、ブライアンズタイム 連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、福永祐一、四位洋文、岩田康誠 推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場 2歳新馬 1分14秒1 1分14秒7 1分13秒2 1分13秒1 2歳未勝利 1分14秒1 1分14秒0 1分12秒9 1分13秒4 2歳500万 1分13秒0 1分12秒2 1分12秒6 3歳新馬 1分14秒4 1分14秒0 1分13秒3 1分12秒7 3歳未出走 1分14秒5 1分13秒8 1分12秒2 3歳未勝利 1分13秒9 1分13秒7 1分13秒0 1分13秒3 3歳500万 1分13秒0 1分12秒4 1分12秒2 1分12秒2 古馬500万 1分12秒7 1分12秒5 1分11秒8 1分11秒9 古馬1000万 1分12秒1 1分11秒7 1分11秒4 1分10秒8 古馬1600万 1分11秒4 1分10秒2 1分10秒9 古馬オープン 1分10秒6
今回のサンフレイムの鞍上は地方競馬・笠松所属の佐藤友則騎手です。西村真幸調教師は佐藤友則騎手や筒井勇介騎手と言った地方所属の騎手をよく使われるので、そろそろそうかな?と思っていましたが、今回そうでした。
サンフレイムの前走は私のランキングでは最高評価の「S」ランクの四位洋文騎手でした。今回は逆に中央では最低ランクの騎手です。それは中央での成績が69戦1勝だからですが、確かに中央で騎乗している馬の質は悪すぎますが、それでも寂しい数字です。中央にはちょくちょく乗りに来られているもののあまり期待のできない騎手という印象です。
また、以前は東海地区からは安藤勝己騎手や弟の安藤光彰騎手、そして吉田稔騎手や岡部誠騎手といった当時のトップジョッキーが中央に乗りに来られ、彼らは期待が大きかったですが、佐藤友則騎手は所属しておられる笠松でもトップジョッキーという印象はないんですよね。しかし、まだ若いですしこれからですね。今年は中央で3着が1度ありますし、地元でもここまで好調子ですから頑張って欲しいです。
私はトウホクビジンで全国行脚をしているという印象が最も強い騎手です。
私の愛馬に騎乗していただくのは初めての騎手です。
2015年3月27日現在、地方通算939勝、勝率11.0パーセント、連対率22.6パーセント。
昨年(2014年)は地方63勝、勝率14.4パーセント、連対率28.0パーセント。笠松リーディング7位。勝ち数は7位だが、勝率や連対率、獲得賞金は高い。今年(2015年)はここまで地方27勝で勝率21.3パーセント、連対率35.4パーセントで3位と好調。
しかし、中央では69戦1勝。勝率1.4パーセント、連対率2.9パーセントと馬の質は理解できるが、それにしても悪い。ただ、本年度は3着が1度あり、徐々に中央のスピードに慣れてきている雰囲気はある。
佐藤 友則(さとう とものり)は1982年3月23日生まれの33歳。岐阜県地方競馬組合・井上孝彦厩舎に所属する騎手。勝負服の柄は胴黄・緑一本輪、袖緑・黄一本輪を使用。岐阜県出身。好きな戦法は好位差し。地方競馬教養センター騎手課程第71期生。
2000年3月31日付けで地方競馬騎手免許を取得。同年4月3日に笠松競馬場で行われた第7競走が騎手デビュー戦となり、初騎乗馬は7番人気のルイボスオークで結果は8着だった。初勝利は7月4日に行われた笠松競馬場での第7競走で、2番人気のジーナに騎乗して勝利した。延べ25戦目だった。同年12月9日に阪神競馬場で行われたシリウスステークスでラッシュスルーに騎乗したのが中央競馬初騎乗及び中央競馬の重賞初騎乗となったが、結果は16番人気で10着だった。
2006年3月8日に行われたマーチカップをケンゴウザンに騎乗して制し、重賞初勝利を挙げた。
2008年4月19日に阪神競馬場で行われた第6競走を16番人気のクイックリープに騎乗して制し、中央競馬27戦目で初勝利を挙げた。なおこの競走の配当は、単勝がJRA歴代5位となる4万7360円、同馬の複勝はJRA歴代4位となる9990円を記録して話題となった。しかし、後にも先にも中央での勝利はこの1勝のみ。
ほっさん愛馬での成績 (初騎乗)
2013年11月4日 金沢9R JBCスプリントJpnTでトウホクビジンに騎乗する佐藤友則騎手(8番人気10着)。トウホクビジンに乗って勝てるはずもないのに全国行脚をして旅費だけで生活を圧迫していると思われる。
競馬ブック
見解
「ダンヴィルは7カ月半ぶりの前走で見せ場。ダート適性は高い。寸の詰まった体形で、1ハロン短縮は歓迎。2走目でひと押し。グランドデザインはダートが得意な父系。スピードもある。サンフレイム、モズアリュールと続く。」
短評は「主力対等」
予想家の印
二重△は△△で処理
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU マヤノジョワイユ 穴 サカダッシュ △ △ サンフレイム △△ △△ ▲ モズアリュール △ △ △△ △△ ナムラヒューマン △ △ △ ◎ グランドデザイン ◎ △ ○ ▲ サフランスター △ ◎ △ △ ハードミルキー 穴 シュンイキ △ ダンヴィル ○ ○ ◎ ○
あとは無印
予想オッズ
以下32倍以上省略
馬名 予想オッズ ダンヴィル 3.0 グランドデザイン 5.0 モズアリュール 6.8 サフランスター 7.1 サンフレイム 8.3 ナムラヒューマン 9.3 サカダッシュ 14.7 ゼットスウィート 19.6 シュンイキ 24.0
スピード指数
馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価 サンフレイム 56 47 41 56 ダンヴィル 68 46 55 68 グランドデザイン 62 62 35 モズアリュール 48 48 サフランスター 60 58 60 50 ナムラヒューマン 64 58 64 63
自信の推奨馬
石井健
兄のプラテアード、マズルファイアーがダートでいい走りをしていることから、Dサンフレイムにもその適性は十分見込める。ノドの関係から距離短縮はむしろプラス。変身する可能性は十分ある。
デイリー馬三郎
本紙の見解
「前走は重め残りの分、追ってピリッとしなかった◎サフランスターだが、ダートの走りは及第点。意欲の連闘策で大幅な前進を期待したい。前走が好内容の○も砂適性は高く、良馬場の砂質でさらにパフォーマンスは上がりそう。〈吉田〉」
◎ サフランスター
○ ダンヴィル
▲ グランドデザイン
× サンフレイム
☆ サカダッシュ
以下省略
サンフレイムは全13記者中 ◎(本命)印 3記者、▲(3番手評価) 1記者、×(4番手評価) 2記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 2記者、無印 3記者
サンフレイム(8着)
「脚を溜める競馬も頭にはありましたが、スタート後の行きっぷりがとても良かったですし、好枠を活かすためにも前に行かせました。ちょっとノドに気になるところはあったものの、返し馬の時点で叩いて良くなりそうだなと思わされる雰囲気でもあったので、久々のレースということが多分に影響した感じです。終いは脚が上がりましたが、道中のフットワークにはとてもいいものがありましたし、ここを使ったことで順当に上向いてきてくれればと思います」(四位洋文騎手・キャロットクラブ公式HP)
「できれば道中は溜めて進めて欲しかったのですが、最内枠で好スタートでしたから、前に行く形になったのは仕方ありません。気分良く行きすぎたこともあって早々に苦しくなってしまいましたが、今日は久々ということもありますし、使って息の持ちも違ってくると思います。今日は中京競馬場に臨場していたので、まずはノドも含めトレセンで馬体をよくチェックして今後のプランを考えていきます」(西村真幸調教師・キャロットクラブ公式HP)
サンフレイム
「ノドに不安はあるが、状態は良くなっている。前に馬を置いて先行する形で。」(西村真幸調教師・デイリー馬三郎)
「前走は逃げて失速。2、3番手あたりでタメる競馬をさせたい。ダートで変わり身を。」(西村真幸調教師・競馬ブック)
サンフレイムの追い切りは前走よりも更に良くなったと私は思います。全体の時計は前走前の方が速いですが、今回は終いも12秒台でまとめており素晴らしい動きと思います。やはり追い切りの動きだけですと、未勝利戦では力上位の馬と思います。
前走は長期休養明けの追い不足での息切れは明白ですから、1度使われた今回は追い切りの動きから見ても良化は明白で楽しみですね。
前走の四位洋文騎手は返し馬でこれを使って次と見抜いて先行させ、最後までしっかりと追ってくれています。さすがの仕込み上手ですよねぇ。
そんなこんなで芝の短距離なら確実に勝ち負けなのですが、ダートがどうか。砂を被って怯んだり、重い馬場が非力な馬には合わなかったり。
それでも今回の面々なら上位に来て欲しいですね。私はメンバー的に勝ち負けと思っていますが、悪くても掲示板に入り、次は芝の短距離へ出走なんて言うのが理想です。
今回はサンフレイムの勝負気配だと思うのに3月での出走。私は仕事が2月3月は繁忙期で規定の休日以外は休みが取れず、28日は出勤日です。今回もまたしても現地に応援に行くことができません。嗚呼、いい走りを見せてくれると思うだけに悔しいなぁ〜。しかし、馬がいい状態の時に出来るだけ走らせて欲しいですし、この出走は大歓迎です。次週の4日なら休日だったんですが、今週良いレースに入れましたし、そりゃこのレースに出るべきですよね。
勝って行けなかった私を後悔させてください。
サンフレイムの馬体重は前走マイナス2キロの486キロ。1度使われて馬体は引き締まり、かなり筋肉もついて良く見えました。パドックで歩いている感じも堂々として気合いも乗っており歩様も良かったですね。
成績の芳しくない馬ばかりのレースとあって、スタートはバラバラ。5頭が出遅れます。スタートが下手だから余計に結果が残せないんですよね。しかし、サンフレイムはその5頭の中には入らずに良いスタートを切ります。ダートの短距離ということもあり、鞍上の佐藤友則騎手は押してポジションを獲りに行きます。結局4番手の絶好位につけます。
サンフレイムは頭の高い走りですが、ガッチリと折り合いがつき、4角でも内枠を生かして内を距離ロスなく回って来ます。直線に入って追い出すと一瞬だけ伸びたように見えますが、すぐに脚色が鈍り、ギリギリ掲示板かくらいに見えました。
しかし、佐藤友則騎手が激しく追い続け、内からスルスルと伸びて上がってくるではありませんか。いや、実は他の駄馬たちの脚色が鈍っているだけのようにも感じますが、2着は確保という感じになります。
前にいたバルジュー騎手のサカダッシュは完全に抜け出しており、届かないかと思いましたが、それも最後にソラを使ったかの如く失速。ちょうど捉えたところがゴール!!見事に初優勝を決めてくれました。
ただ、これだけ揃った弱面様たち相手にお釣りのない勝ち方で、現状このメンバー以外の未勝利戦では勝ち負けは望めないと思いました。
昨年に続き無謀とも言える年間10勝を目標に掲げる我が軍団ですが、早速1月にグリューヴァインが未勝利戦を勝って初星が出て、2月22日にはバウンスシャッセの姉フロアクラフトが勝ち、3月15日にはバウンスシャッセが中山牝馬S GVに勝ち月1勝ペースを堅持。
前回の3勝目の直後には私は次のように書きました。
あとは秋に復帰予定のクラージュシチーが1つ、前走準オープンでタイム差なしの2着に食い込んだフロアクラフトが1つは勝ってくれると思いますが、他は今の所メドが立っておりません。
ところが、今回勝ち上がりは難しいのかな?と思っていたサンフレイムがここしかないチャンスを生かし切り初優勝!!我が軍団の本年4勝目を挙げてくれました。これで月1勝ペースよりも1つ貯金ができました。素晴らしいことです。
この2012年産は5頭所持している私ですが、クラージュシチー、グリューヴァインに次いで3頭目の勝ち上がりとなりました。勝ち上がり率にこだわる私としてはこの世代の勝ち上がり率が50パーセントを超えたので満足しています。
しかも、残る2頭はどちらかといえばキャロットクラブでは私の思うこの世代上位2頭の馬で、どちらも故障で休養中ですが、復帰すれば早い段階で勝ち上がってくれると思っています。あとはちゃんと復帰できるかです。
私はレース前に意見交換コーナーで”あなたの1番になりたい”とチャカして書きました。本年3月1日に開業してから、まだ勝ち星のなかった西村真幸厩舎の初勝利馬にサンフレイムがなって欲しいという意味でしたが、その通り厩舎のメモリアルホースになってくれました。
この記録はずっと消えませんし、JRAのホームページでも西村真幸調教師の初勝利のところにサンフレイムの名が燦然と輝いています。
以下はJRA−HPのトピックスからです。
西村 真幸調教師 JRA初勝利!
西村 真幸調教師(栗東)は、3Rで5番サンフレイム号(佐藤 友則騎手)が第1着となり、JRA初勝利を挙げました。
なお、これは延べ20頭目での初勝利となります。
「馬の状態が良く、ジョッキーも上手く乗ってくれました。前走までは芝のレースを使っていましたが、馬の適性を見てダートの短距離に出走しました。勝ててホッとしています。ファンの皆さん、オーナー、牧場の方々、皆さんのお陰で勝つことが出来ました。感謝の気持ちを常に持って、今後もひとつひとつ勝ちを積み上げていきたいです。」
今回のサンフレイムの走破時計は1分13秒5良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分12秒8でした。
実に遅い凡時計です。普通ならこんな遅い時計では未勝利クラスと言っても勝てません。今回はとにかく相手に恵まれた。ただそれだけでレース内容の価値は低いと思います。
サンフレイム(1着)
「乗りやすい馬でダートも合っていますね。ノドは鳴るけど、1400メートルくらいまでなら大丈夫だと思います。レース前に落ち着きが出れば言うことないですね。」(佐藤友則騎手・競馬ブック)
「すごく乗りやすい馬ですね。ダートも合っているし、距離も千四までなら問題ないと思います。あとはレース前に落ち着いて臨めれば。」(佐藤友則騎手・デイリー馬三郎)
「道中はちゃんと折り合って運ぶことができましたし、うまく脚も溜めることができました。いい手応えで直線へ向かうことができましたし、少し気を抜いて競馬をやめるような場面もありましたが、追ってからは最後までしっかりと伸びてくれましたね。ノドもそこまでは気になりませんでしたし、距離はまだ延びても問題ないと思います。先生がちゃんと馬を仕上げてくれて、いい時に乗せていただきました。本当にありがとうございました」(佐藤友則騎手・キャロットクラブ公式HP)
「前走がハナに行ってダメでしたので、今回は前目のポジションで抑えて脚を溜めるような競馬をしてほしいとジョッキーには言っておいたのですが、そのとおりにうまく乗ってくれたと思いますし、ダート替わりもいい方へ出てくれました。直線では一瞬“やめたのかな?”と思ったのですが、最後はよく盛り返してきてくれたように、やはり力のある馬ですね。馬の状態に関しては非常にいいと感じましたし、結果を出すことができて良かったです。距離については延びても問題ないでしょう。厩舎としても記念の初勝利を挙げることができましたし、今日はありがとうございました」(西村真幸調教師・キャロットクラブ公式HP)
サカダッシュ(2着)
「スタートがスムーズでハナを切れたし、道中はよく走ってくれた。ただ、最後の1ハロンで闘争心を欠くような感じになり、止まってしまったね。」(バルジュー騎手・競馬ブック)
ナムラヒューマン(3着)
「道中掛かっていたけど、それでも来たし、走るね。1200メートルも合っている。」(小牧太騎手・競馬ブック)
サンフレイム(1着)
「先行2頭の後ろで虎視眈々。追われてすぐに反応せずにエンジンのかかりは遅かったが、ゴール前でグイッとひと伸び。1ハロン短縮とダートがいい方に出た。」(競馬ブック)
本賞金が500万円。内国産馬奨励賞が80万円。内国産牝馬奨励賞が30万円。特別出走手当が39.9万円。合計649.9万円。1口で割りますと10622円になると思われます。ちょうど愛馬グリューヴァインが本年1月に未勝利戦を勝ったときと同じ賞金額ですから、配当も同じになると思われます。どちらも牝馬で牡馬との一般戦で勝ったんですよね。しかもどちらもダート1200mです。
まだノド鳴りがありますし、1つ勝ったことですから休養でも良いと思いますが、今この充実している時にもう1度走らせても良いかもしれません。ただ、レース内容からは恵まれての勝利であり、昇級戦では基本通用しないでしょうね。500万クラスで勝ち負けするにはもっとパワーアップする必要があると思います。まだ3歳の春ですし、夏を超えての本格化に期待したいところです。
次は芝のレースを走らせて欲しいですね。
まずはご一緒の所持者の皆様、愛馬の初優勝おめでとうございます。そして早速たくさんのお祝いメッセージをいただきましてありがとうございました。
超弱面に恵まれ走破時計も遅く、平凡以下の内容でしたが、未勝利戦は勝つことが何よりも大事です。この貴重なチャンスを生かし切ったことに感謝したいですね。この1戦がなければ、私はサンフレイムは未勝利で引退していたような気がします。競馬に勝つためにはこういった運も必要です。
これで世代5頭(クラージュシチー、グリューヴァイン、サンフレイム、ベルディーヴァ、アモーレエテルノ)出資の内、3頭目(クラージュシチー、グリューヴァイン、サンフレイム)が勝ち上がり。5頭の中では失礼ながらサンフレイムが一番下と見ていましたから、その馬が勝ち上がってくれたことは大きいですし嬉しいですね。
勝ち上がり率にこだわる私としては50パーセントの数字を超えてきたことは嬉しいし誇りに思います。残る2頭の未勝利馬ベルディーヴァとアモーレエテルノはデビュー前はもっとも期待が大きかった2頭です。どちらも今は故障で休養中ですが、復帰すればアッサリ勝ってくれると思っています。それほどベルディーヴァの前評判は高かったですし、デビュー直前の追い切りの動きは秀逸でした。故障がなければ桜花賞に乗れたと思っています。アモーレエテルノも年が明けて動きが良化。前走は直線で素晴らしい脚を披露し5着に入ってくれました。脚元がパンとすれば勝てると思っています。
ですから、世代出資馬全頭勝ち上がりが見えて来ましたし目指さなければいけません。
レース前に意見交換コーナーで”あなたの一番になりたい”とチャカして書きましたが、その期待通り本年3月開業の西村真幸厩舎の記念すべき初星となり、サンフレイムの名は永遠に厩舎の歴史に刻ました。思わずレース後、JRAのホームページの西村真幸厩舎の”初勝利”の欄を確かめましたもんね。ここは永年消えることはありません。
レース後、各紙で初勝利を挙げた西村真幸調教師と中央2勝目を挙げた佐藤友則騎手がガッチリと握手している写真が掲載されていました。この写真が愛馬に関するものということで倍嬉しいですね。
正直なところ、今回のサンフレイムの勝利はホッとしたという気持ちが大きいです。課題のノドなりは、やはり完治しておらず、私は2戦目を現地で見ていましたが、アッチャ〜という走りでしたからねぇ。そこから5か月、よくここまで漕ぎ着けてくれたものです。
嗚呼、この瞬間に現地に居たかったですね。次は期待薄だから行くかどうかわかりませんが(笑)、秋には更なる成長を遂げているであろう愛馬を見に現地に行きたいですね。
初優勝おめでとうサンフレイム。これからも引退期限まで走り続けてください。
2015年 3月15日 第3戦 3歳未勝利 阪神芝1400m (8着/6番人気)
2014年10月26日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1400m (13着/8番人気) 写真多数付現地観戦レポート
2014年 6月14日 デビュー戦 2歳新馬 阪神芝1400m (9着/3番人気)